表現者。

表して、現す。


表現する。

とは、「ただただ生きる」ということなんだろうと思う。

村の古老の言葉。

「生井さん、オラも東京住んでたことあんだよ。」

と、俺が関東方面から移住してきたからと、昔、旅稼ぎに出てた頃のことを話してくれた。


「ここが好きで帰ってきたんですね。」

と尋ねた。


「生井さん、生きるっていうのはどこでも一緒だよ。」


と、返ってきた。

俺は。

究極の凡人。

究極のナルシスト。

いつも思う。

順調じゃなくてよかった。


俺の人生。




ただ、もしかしたら、これが順調というのかも。

それでいいのか。

「お前はそれでいいのか？」

「お前はどう思うんだ？」


私はそんな文章をよく使うらしい。


確かに使いそう。


大概が私の思いとして、


ちょっと立ち止まって考えてみて。


って時や


もっと奥があるだろう。


って相手に思っているとき、相手の言動に違和感を感じるときに使っているような気がする。




「それでいいです。」


って即答されることがある。


何言ってんのこの人

って顔されることもある。


あ、そう。
いいんだ‥。

ってさみしくなる。


でも、やっぱ思ってしまう。



おいっ！本当にそれでいいのか？

もっと自分を見つめてくれ！

もっと自分を大事にしてくれ！

これしかない。

「これしかない。」と思って生きていた。

でも幾通りもの生き方が見えた。

そしたら結局「これしかない。」っていう生き方をしている。

ただ生きる。

隣の家のばあちゃんは春から秋まではこの山の中で暮らしている。

朝から晩まで草を取り、畑を耕す。

彼女の家の周りは美しい。

時には朝5時くらいから草刈り機を回す。

たまに話をすると申し訳なさげに「ただ生きてるだけ」と彼女は言う。


「ただ生きる」


それはなかなかできんこと。


「ただ」生きているあなたはすごいです。

悩み。

求めすぎ。

欲しがりすぎ。


「悩み」はそんなのが多い。

無題。

今朝、3時間ほど田んぼの草取りをした。

そんとき思った。

俺は何で手作業で田んぼやっているのか。


それは


機械を使うと面白くないから。



ただそれだけ。




手作業はたのしい。





いろんな理由がある。


化石燃料のこと。

大量消費、大量生産のこと。

農薬のこと。

化成肥料のこと。

生物のこと。

環境のこと。

経済のこと。

社会のこと。

そのほかのこと。

いろんなこと。


それで手作業を選んだ。

それが「みんなハッピーになる」選択だと。


それはたしかにそうなんだ。



でも、実感を得る幸福感が俺が手作業をする本当の理由かもしれない。


「感じる」時間が心地いい。


それだけだ。

応援者。

応援。

よく観察すること。
見守ること。

手を差し出して引っ張り上げることではない。
気づかぬくらいで下から押してあげること。

応援者の気持ちの反映をのぞむ応援、応援者が主役の応援は応援ではない。

と、ちょっと思った。

ボランティアも教育もコミュニケーションもそう。